2月のちょっとしたテーマとして、酸味が強い日本酒2銘柄を
選びました。勿論ワインと比べたら、日本酒の方が酸味は少ないです。
少ないからこそ酸に弱い人がビールよりエレガントなアルコールを
求め、日本酒ファンになった、という欧州人もいますね。
逆にワインドリンカーには、酸味がある銘柄が日本酒ワールドへの
ある意味「入場券」だと認識しています。
以前に五橋の生酛を、ご紹介したことがありますが今回は
五橋の純米酒にしました。
地産地消を大事にする蔵元の代表酒として、この切れ味がいい
純米酒を是非ドイツ人に飲んでもらいたい!
個人的な意見ですが、矢張り吟醸系よりも純米酒の方が
蔵元や地方の特徴を色濃く出しているように思います。
(勿論そういう特徴をもった吟醸も存在しています(笑))
Brauerei: Gokyo
Name: Junmai
Typ: Junmaishu
Alk.: 15,5 %
SMV: +2
RPR: 60%
Säure: 2.0
Aminosäure: 1.6
Reis: Nipponbare
Präfektur: Yamaguchi
先生:
ラインヘッセン州、又はPfalz州の若い、そして、いえいえ辛口のRieslingを思わせる
日本酒。まだまだ幼い坊やのように、だが動きがいい、笑顔いっぱい!といった感じ♪
室温と室温より少し冷やした状態を飲み比べてみたが、室温の方が美味しく感じた。
(勉強になっている、私。ふふふ☺)
フレッシュ山羊チーズの酸味と塩分の相性がいい。お互いの酸味が合いまって、
日本酒の独特な甘みがチーズの食感にぴったり。両方のうまみも同レベル。
可能性を感じるペアリング。。。玉の形にしたチーズをナッツ類やスパイス
でまぶしてみたいな。。。
次には飛良泉の山廃純米酒を紹介しましょう!
この山廃系はとくに欧州のワインドリンカーにとって面白いだろうと感じています。
その上にチーズとの相性も抜群です。
Brauerei: Harushika
Name: Yamahai Junmai
Typ: Junmaishu
Alk.: 15 %
SMV: +4
RPR: 60%
Säure: 1.9
Aminosäure: 1.5
Reis: Sake-Komachi
Präfektur: Akita
先生:
本当にワインに慣れている舌、口に合う酒ですね。
上の五橋純米酒ほどフルーティではないがとても円やかな味わい。炊き立てご飯の香り
がしますね。ミネラル感が感じられて、切れがいいです。本当に飲みやすくて、危険です(笑)
12か月以上熟成のPiaveにhttps://www.pablo3.com/cheesebook/types/piave-mezzano/北イタリア
のVeneto州の伝統的な生牛乳チーズです。口の中でほろほろしていますが、決してぱさぱさではない。
ほんのりとしたミネラルの風味。この二組を合わせれば、とても上品なカップルに仕上がります。
デリケートなコース料理のチーズコースとして出したい味わい。