2021年2月 踊る純米酒

2月のちょっとしたテーマとして、酸味が強い日本酒2銘柄を

選びました。勿論ワインと比べたら、日本酒の方が酸味は少ないです。

少ないからこそ酸に弱い人がビールよりエレガントなアルコールを

求め、日本酒ファンになった、という欧州人もいますね。

逆にワインドリンカーには、酸味がある銘柄が日本酒ワールドへの

ある意味「入場券」だと認識しています。

以前に五橋の生酛を、ご紹介したことがありますが今回は

五橋の純米酒にしました。

地産地消を大事にする蔵元の代表酒として、この切れ味がいい

純米酒を是非ドイツ人に飲んでもらいたい!

個人的な意見ですが、矢張り吟醸系よりも純米酒の方が

蔵元や地方の特徴を色濃く出しているように思います。

(勿論そういう特徴をもった吟醸も存在しています(笑))

Brauerei: Gokyo
Name: Junmai
Typ: Junmaishu
Alk.: 15,5 %
SMV: +2
RPR: 60%
Säure: 2.0
Aminosäure: 1.6
Reis: Nipponbare
Präfektur: Yamaguchi

 

先生:

ラインヘッセン州、又はPfalz州の若い、そして、いえいえ辛口のRieslingを思わせる

日本酒。まだまだ幼い坊やのように、だが動きがいい、笑顔いっぱい!といった感じ♪

室温と室温より少し冷やした状態を飲み比べてみたが、室温の方が美味しく感じた。

(勉強になっている、私。ふふふ☺)

フレッシュ山羊チーズの酸味と塩分の相性がいい。お互いの酸味が合いまって、

日本酒の独特な甘みがチーズの食感にぴったり。両方のうまみも同レベル。

可能性を感じるペアリング。。。玉の形にしたチーズをナッツ類やスパイス

でまぶしてみたいな。。。

 

 

 

 

 

 

 

次には飛良泉の山廃純米酒を紹介しましょう!

この山廃系はとくに欧州のワインドリンカーにとって面白いだろうと感じています。

その上にチーズとの相性も抜群です。

Brauerei: Harushika
Name: Yamahai Junmai
Typ: Junmaishu
Alk.: 15 %
SMV: +4
RPR: 60%
Säure: 1.9
Aminosäure: 1.5
Reis: Sake-Komachi
Präfektur: Akita

 

先生:

本当にワインに慣れている舌、口に合う酒ですね。

上の五橋純米酒ほどフルーティではないがとても円やかな味わい。炊き立てご飯の香り

がしますね。ミネラル感が感じられて、切れがいいです。本当に飲みやすくて、危険です(笑)

12か月以上熟成のPiaveにhttps://www.pablo3.com/cheesebook/types/piave-mezzano/北イタリア

のVeneto州の伝統的な生牛乳チーズです。口の中でほろほろしていますが、決してぱさぱさではない。

ほんのりとしたミネラルの風味。この二組を合わせれば、とても上品なカップルに仕上がります。

デリケートなコース料理のチーズコースとして出したい味わい。

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*