11月の酒とチーズペアリングにひやおろしの2銘柄を選びました!
先ずは山口県の五橋純米ひやおろしを見てみましょう!
五橋という酒蔵の面白さはローテク(伝統の酒造技術)とハイテク(最新の機械設備)の相乗効果を目指している醸造技術にあると感じています。
コンピュータや機械設備による酒造りも行われている一方で、他方生酛製法
の木桶造りのものもありますね。あと、特徴といいますと矢張り軟水で造られた
柔らさも印象的かな。
(皆さま、ただの呑兵衛ですので、余り僕の評価を参考にしないでくださいね。)
地産地消のコンセプトも欧州人は高く評価するでしょうね。
さて、今回のひやおろしは秋の旨味が感じられる料理との好相が抜群
らしいです。「さんまの塩焼き」「太刀魚のムニエル」「焼き椎茸」「キノコの揚げ浸し」「秋ナスの味噌炒め」「れんこんチップ」といった和食が挙げられますが、Heinzelman 先生のおすすめはどうなるでしょうか?
Brewery: Gokyo
Name: Junmai Hiyaoroshi
Type: Junmai
Alc.: 15 %
SMV: +2
RPR: 60%
Acidity: 1.9
Amino acid: 1.5
Rice: Nihonbanare, Yamada Nishiki
Prefecture: Yamaguchi
Heinzelman 先生の感想:
ワルターが説明した通りこの「ひやおろし」をグラスに注いで、飲んでみたら柔らかさ、まろやかさが感じられ、アーモンドのような甘さが舌を撫でます。日本で「ひやおろし」はキノコによく合うと言われていると聞いていましたので、今回は矢張りこの上品な、青色の菌(キノコも菌ですのでね)のものにしてみました。南西フランスのロックフォールは勿論塩気がしっかりしていて、旨味成分で溢れています。これは、ペニシリウム・ロックフォルティという菌のお陰ですね。
そして、ロックフォール(Carles)は、とても優しい味わいも、持ち合わせています。ミネラル成分豊かな高脂肪とタンパク質の羊乳で造られていて、さらに溶けてしまう食感も何とも言えないですね。乳糖の甘さと酒の甘さがあいまって、さらにそこからチーズの塩分が、秋の風で浮かんでいる落ち葉のように我々の舌を撫でます。
Heinzelman 先生のお勧めはチーズはロックフォール(羊乳のアオカビ系)
さて、11月のもう一つのペアリングを紹介しましょう!
船中八策のひやおろしです。そうそう前回も司牡丹のこの銘柄でしたが、今月はひやおろし版だぞ!(笑)
Brewery: Tsukasa Botan
Name: Senchu Hassaku – Hiyaoroshi
Type: Junmai
Alc.: 17,00 bis17,9%
SMV: +8
RPR: 60%
Acidity: 1.7
Amino acid: 1.0
Rice: Akebono, Yamada Nishiki, Tosaurara
Prefecture: Koch
また、ラベルのデザインの話になりますが、やっぱりこの秋葉の色ラベルってお洒落だな。。。日本の季節を意識した美的感覚って素晴らしい!以上!
(笑)
戻りガツオとは特に相性がいいと蔵元の方がオンラインビデオで確か仰っていましたが、ドイツでは手に入らないので味わえなくて残念!ただイタリア料理にも美味しいらしくて、面白そうですね。普段は、余りイタ飯と日本酒のコンビネーションはピンとこないですけれども。
今回の秋版船中八策、先生は何にしたかな?
Heinzelman 先生の感想:
新鮮な秋の空気がグラスの中に詰まっているわ!
複雑で奥深い味わいで、口の奥にアルコール感と酸味が広がっている。
秋にちょっとした強風!ということでここもアオカビ系にしまた。
だ、が、同じではないですよ!この、生の牛乳で作られてたオーストリア産の
チーズ(Edwin Berchtold 、 Schwarzenberg im Bregenzerwald)はとても柔らかくて
クリーミィで、塩分が控えている。カビの菌は中と外。フレッシュな味わいでありながら、溶けている食感はほぼ退廃的(豪華な感じ)チーズと酒の出会いはお互いに尊敬し合って、同レベルの素晴らしいパートナーといった感じですね。!チーズの脂肪分と日本酒の酸味は理解し合って、とても、とてもエレガントで上品なカップルのように。やはりチーズにも乳酸が本来に存在しているからではないでしょうか?