スパークリング酒のジャンルは、わりと新しいでしょう。とは言っても、昔からある濁酒やにごり酒に原点があると思います。そして、これは個人的な意見ですが、恐らく日本よりも海外での方が、人気があるかもしれないですね。
殆どのスパークリング系は可なり甘いですが、僕自身は、この甘さが余り得意ではないです。ラムネのようなうわべの甘さしか感じない銘柄も多いですね。
しかし、今回の春鹿のときめきの場合、甘さの奥に十分な風味がありますので、よく冷やせば、食前酒や食後酒にぴったりです。
他のスパークリングと違って、ときめきの泡は瓶内発酵によるなので、上品な口当たりです。
Brewery: Harushika
Name: Tokimeki
Type: Sparkling Sake (Nigorizake)
Alc.: 6.5 %
SMV: -100
RPR: 70%
Acidity: 5.5
Rice: Hinohikari
Prefecture: Nara
Heinzelman 先生:
私にとって、この「ときめき」は初めてのスパークリング系日本酒でした。正直言って、この少し可愛いらしすぎるラベルのハートマークを見た瞬間、ちょっと、ワインドリンカーである私にとって、楽しめる日本酒かどうか懐疑的でした。しかし、飲んでみたら、予想と違って、ワルターがいっているように、その奥深さと、決してフラットではない甘さを感じました。
(あら、行き成りハートマークが可愛いと感じてしまった☺)。
私の好物のBrioche香りが感じて、味はアーモンド、ピーナッツバターとジャンドゥーヤ。
上品なプラリネのように甘さとの、ハーモニーが感じられ、その奥にある旨味がひきたちます(蔵元がすすめているフライドポテトが合うかも!)
今回は4つのブルーチーズを用意してみましたが、似ているチーズなのに
ときめきのそれぞれの相性が可なり変わって、私も驚きました。
例えば Bleu d’Auvergneは酒の甘さを強調し、いい意味で複雑な味を出す。Stiltonはオッケーですが、とても合う!とは感じない。私のベストチョイスは北アイルランド産の生牛乳チーズのYoungBuck(Mike Thomsons)です。ときめきの甘い酵母とナッツ類のうまみとこのチーズが、あっというまに心がいっぱい込められたチーズデザートに変身します。